「不知火小僧評判記 鳴門飛脚」上映用プリントについて

 9/15(土)に上映を予定しております「不知火小僧評判記 鳴門飛脚」は、映画ファン有志の募金によりニュープリント化されましたが、同作品は1958年と製作年度が古く、ネガの劣化が著しく、一部退色している箇所がございます。
 色補正を努めてまいりましたが、一部お見苦しい場面がございますことをお詫び申し上げますとともに、ご了承いただければと存じます。

9/15(土)
新吾二十番勝負 ニュープリント
[1961/東映]カラー・シネスコ・88分
[監]松田定次[原]川口松太郎[脚]中山文夫[撮]川崎新太郎[音]富永三郎[美]川島泰三[出]大友柳太朗、沢村訥升、丘さとみ、桜町弘子、長谷川裕見子
橋蔵の当たり役・葵新吾の活躍する川口松太郎原作『新吾十番勝負』の続編。将軍宗吉のご落胤・新吾は、宿敵・武田一真を倒して剣術天下第一の称号を得ながら、その出生ゆえに更なるいばらの道を行く。
11:25/14:50/18:15
不知火小僧評判記 鳴門飛脚 ニュープリント
[1958/東映]カラー・シネスコ・86分
[監]深田金之助[脚]棚田吾郎[撮]伊藤武夫[音]鈴木静一[美]塚本隆治[出]大河内傅次郎、花園ひろみ、雪代敬子、原健策、柳永二郎
大川橋蔵映画出演四十作目の本作で橋蔵が演じるのは、いなせな江戸の怪盗不知火小僧。女岡っ引きに顔を見られて江戸を抜け出した不知火小僧は、阿波特産の藍をめぐる武士と商人の争いに巻き込まれる。
9:45/13:10/16:35/20:00(終映21:25)
9/16()
用心棒市場
[1963/東映]カラー・シネスコ・86分
[監]小沢茂弘[脚]結束信二[撮]山岸長樹[音]鈴木静一[美]大門恒夫[出]松方弘樹、高田浩吉、ミッキー・カーチス、田崎潤、北条きく子
西部劇や黒澤明『用心棒』の影響を受けた痛快な股旅物。島帰りの無法者が我が物顔に暴れる宿場に、ふらりと現れた旅鴉二人。果たして彼らはどちらに味方する? 橋蔵は旅人・あかねの弥之吉に扮する。
11:30/15:45/19:15
新吾二十番勝負 第二部 ニュープリント
[1961/東映]カラー・シネスコ・90分
[監]松田定次[原]川口松太郎[脚]川口松太郎、中山文夫[撮]川崎新太郎[音]富永三郎[美]川島泰三[出]大友柳太朗、沢村訥升、丘さとみ、桜町弘子、長谷川裕見子
京で騒動を起こした新吾は四国・西条にお預けの身となった。そんな彼を剣の宿怨から追う柳生一門、恋ゆえに追う女性たち。新吾はそれらを振り払い、恩師・納富一無斎の下で心新たに修行を積む。
9:45/14:00/17:30/21:30(終映22:30)
スペシャルトークショー 13:10〜 丹羽貞仁さん(俳優・大川橋蔵さん次男)
9/17(月・祝)
この首一万石
[1963/東映]カラー・シネスコ・93分
[監]伊藤大輔[原]伊藤大輔[脚]伊藤大輔[撮]吉田貞次[音]伊福部昭[美]桂長四郎[出]江利チエミ、平幹二朗、水原弘、大坂志郎、堺駿二
巨匠・伊藤大輔が戦前から追った「身分制度と人間性」をテーマとした悲劇。当時流行の残酷描写もある問題作に橋蔵が挑戦。武士に憧れる抱え人足・権三。槍奴として雇われた道中で諍いが起こり……。
10:30/15:05/18:45
新吾二十番勝負 完結篇 ニュープリント
[1963/東映]カラー・シネスコ・93分
[監]松田定次[原]川口松太郎[脚]中山文夫[撮]川崎新太郎[音]富永三郎[美]川島泰三[出]大友柳太朗、桜町弘子、長谷川裕見子、月形龍之介、山形勲
恩師の仇を討った新吾の前に立ち塞がったのは、倒したはずの武田一真だった。将軍継嗣の陰謀に利用され、剣の挑戦者に翻弄される新吾。果たして新吾は、暗雲を振り払い母との再会を果たせるか?
12:30/17:00/20:40(終映22:15)
スペシャルトークショー 14:15〜 星美智子さん(女優)
9/18(火)
旅笠道中
[1958/東映]カラー・シネスコ・85分
[監]佐々木康[原]比佐芳武[脚]比佐芳武[撮]吉田貞次[音]山田栄一[美]鈴木孝俊[出]千原しのぶ、花園ひろみ、三波春夫、浪花千栄子、小沢栄太郎
橋蔵の十八番、比佐芳武が創造した渡り鳥・草間の半次郎シリーズの二作目。心ならずも、弟分の源次郎を一宿一飯の恩義から斬ってしまった半次郎。源次郎は、故郷に盲目の母と妹を残していた。
11:40/15:20/19:00
新吾番外勝負 ニュープリント
[1964/東映]カラー・シネスコ・96分
[監]松田定次[原]川口松太郎[脚]野上龍雄[撮]川崎新太郎[音]木下忠司[美]川島泰三[出]松方弘樹、桜町弘子、長谷川裕見子、高千穂ひづる、内田良平
陰謀渦巻く俗世を離れ、富や栄達も捨てて、母、幼馴染のお縫と山間に暮らす葵新吾。しかし彼の平穏な日々を、妄執の剣客、野盗がかき乱す。橋蔵が創り上げ、共に成長した美剣士・新吾の最終作。
9:50/13:30/17:10/20:50(終映22:15)
9/19(水)
海賊八幡船
[1960/東映]カラー・シネスコ・104分
[監]沢島忠[原]村上元三[脚]鷹沢和善[撮]伊藤武夫[音]鈴木静一[美]井川徳道[出]丘さとみ、円山栄子、進藤英太郎、岡田英次、月形龍之介
ハリウッドの海賊映画を髣髴とさせる沢島忠の海洋冒険スペクタクル。戦国時代、アジアの海に雄飛した八幡船。堺の豪商の倅・鹿門は、八幡船の男たちから、彼の実の父は八幡船の船頭だと告げられる。 10:20/14:55/18:45
いれずみ半太郎 提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
[1963/東映]カラー・シネスコ・90分
[監]マキノ雅弘[原]長谷川伸[脚]野上龍雄[撮]吉田貞次[音]斉藤一郎[美]鈴木孝俊[出]丘さとみ、長門裕之、河原崎長一郎、進藤英太郎、夏川静江
戦前より繰り返し映画化された長谷川伸の「刺青奇偶」をマキノ雅弘が演出。腕も立てば、博打も見事な旅人の半太郎。母のいる故郷に帰る道すがら、つい助けた女郎のお仲が彼の運命を狂わせる。
12:25/17:00/20:50(終映22:20)
スペシャルトークショー 14:05〜 香山美子さん(女優)
9/20(木)
恋や恋なすな恋
[1962/東映]カラー・シネスコ・109分
[[監]内田吐夢[脚]依田義賢[撮]吉田貞次[音]木下忠司[美]鈴木孝俊[出]嵯峨美智子、宇佐美淳也、天野新二、河原崎長一郎、月形龍之介
内田吐夢が根底に差別批判のテーマを潜ませて、信太妻の伝承を集大成した浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑」を基に、狐の化身と結ばれる安倍保名の悲恋を描く。舞踏「保名」を下敷に舞う橋蔵の所作の美しさ!
11:25/15:10/18:55
雪之丞変化
[1959/東映]カラー・シネスコ・85分
[監]マキノ雅弘[原]三上於菟吉[脚]鈴木兵吾[撮]三木滋人[音]鈴木静一[美]桂長四郎[出]淡島千景、大川恵子、千原しのぶ、若山富三郎、片岡仁左衛門
役者に身をやつし、父の敵を狙う雪之丞。多くの名作を生んだ三上於菟吉の原作に女形出身の橋蔵が挑み、見事な舞台シーンを見せる。橋蔵の三役と、フランス革命劇を意識したようなマキノ演出が見所。
9:45/13:30/17:15/21:00(終映22:25)
9/21(金)
風の武士
[1964/東映]カラー・シネスコ・95分
[監]加藤泰[原]司馬遼太郎[脚]野上龍雄[撮]松井鴻[音]木下忠司[美]川島泰三[出]桜町弘子、久保菜穂子、中原早苗、南原宏治、大木実
司馬遼太郎の原作を得て加藤泰が演出した一大ロマン。熊野の黄金郷と呼ばれる安羅井の里への道筋を記した絵巻物をめぐって暗躍する忍びの者たち。橋蔵は恋と任務の間でゆれる忍者、名張信蔵を好演。
11:15/15:00/18:45
バラケツ勝負
[1965/東映]カラー・シネスコ・92分
[監]松田定次[脚]比佐芳武[撮]川崎新太郎[音]津島利章[美]中村美登[出]内田良平、藤純子、桜町弘子、久保菜穂子、大木実
大正初年の神戸・湊川新開地を舞台にした、橋蔵唯一の非まげ物映画。ミステリー色の強い比佐芳武脚本は他の任侠映画と一線を画す。橋蔵の役所は刑事の息子でありながら不良の群に身を投じる武村久雄。 9:30/13:15/17:00/20:45(終映22:15)
9/22(土)
月形半平太 提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
[1961/東映]カラー・シネスコ・89分
[監]マキノ雅弘[原]行友李風[脚]伊藤大輔[撮]吉田貞次[音]阿部皓哉[美]井川徳道[出]丘さとみ、青山京子、里見浩太郎、近衛十四郎、高田浩吉
本作品で、時代劇界有数のヒーロー月形半平太は、伊藤大輔脚本の下でヒューマニストとしての側面が強調され、マキノ演出の下で苦悩するヒーローとして描かれる。孤高の革命家を橋蔵は美しく演じ切る。
11:40/15:10/18:40
恋山彦
[1959/東映]カラー・シネスコ・93分
[監]マキノ雅弘[原]吉川英治[脚]比佐芳武、村松道平[撮]吉田貞次[音]鈴木静一[美]川島泰三[出]大川恵子、丘さとみ、薄田研二、田崎潤、伊藤雄之助
『キングコング』に想を得たという吉川英治の原作をマキノが二度目の映画化。橋蔵は正義と恋のため時の権勢に刃向かう平家の末裔・伊那の小源太と江戸の浪人・島崎無二斎の二役をエレガントに演じる。
9:55/13:25/16:55/20:25(終映22:00)
9/23()
紅顏の密使 提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
[1959/東映]カラー・シネスコ・89分
[監]加藤泰[原]千葉省三[脚]加藤泰[撮]吉田貞次[音]高橋半[美]塚本隆治[出]一條由美、故里やよい、伏見扇太郎、尾上鯉之助、田崎潤
ジュール・ベルヌの作品を奈良時代の日本に翻案した少年小説から加藤泰が撮り上げた異色冒険活劇。原作の愛読者だったという橋蔵は、悪露王が叛乱を起こした陸奥の国に潜入する朝廷の密使・小田の武麿。 11:30/15:40/19:05
橋蔵の若様やくざ
[1961/東映]カラー・シネスコ・90分
[監]河野寿一[原]北園孝吉[脚]結束信二[撮]川崎新太郎[音]高橋半[美]川島泰三[出]木村功、大川恵子、桜町弘子、久保菜穂子、千秋実
宮津松平家に将軍家から贈られた名宝・千鳥の香炉が盗まれた。宝をめぐって相争う悪大名、二代目鼠小僧、浪人、そして謎の男・鯛平。長屋の娘の悲劇とロマンスもからむ、東映娯楽時代劇の真骨頂。
9:45/13:10/17:20/20:45(終映22:15)
スペシャルトークショー 14:15〜 中島貞夫監督
9/24(月)
橋蔵のやくざ判官 提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
[1962/東映]カラー・シネスコ・91分
[監]マキノ雅弘[脚]小国英雄、マキノ雅弘[撮]吉田貞次[音]斉藤一郎[美]吉村晟[出]丘さとみ、北沢典子、沢村訥升、進藤英太郎、水島道太郎
マキノによる『昨日消えた男』の二度目のセルフリメイク。長谷川一夫、二代中村扇雀と美男俳優が演じたこの役を橋蔵もまた伸びやかに演じた。貧乏長屋で起こった大家殺人事件。果たしてその犯人は?
12:00/15:30/19:00
若さま侍捕物帖 ニュープリント
[1960/東映]カラー・シネスコ・84分
[監]佐々木康[原]城昌幸[脚]結束信二[撮]山岸長樹[音]万城目正[美]川島泰三[出]桜町弘子、三田佳子、花園ひろみ、千秋実、山形勲
橋蔵のお家芸・若さま侍のシリーズ第八作。翌年の正月映画として封切られた豪華な一本。歌あり、踊りあり、もちろん立ち回りもありの娯楽大作。御用商人をめぐる老中らの陰謀を、若様は華麗に打ち砕く。 10:20/13:55/17:25/20:55(終映22:20)